2018/04/21(土)リーグ戦 第1節
静岡県掛川大会
Dream Citrine | 0 |
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2 | 日本精工 |
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1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 | H | E | |
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Dream Citrine | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||
日本精工 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | × | 2 |
4月21日、2018年シーズンが開幕しました。今シーズンは2部リーグ・アドバンスセクションを舞台に、一年で1部リーグへ再昇格するため、ルーキー選手5名、またコーチ・トレーナーなどスタッフ3名を新たに迎えた新体制で、選手それぞれが個々の力を発揮する「新たな一体感」をテーマに、よりいっそう厳しくも合理的な練習を積み重ねてきたブレイブべアリーズ。
晴天に恵まれた静岡県小笠山総合運動公園には約200人がチームの応援に詰めかけました。中には昨シーズン引退し新たな一歩を踏み出し始めたOG達の姿も。新たな挑戦に向かう選手たちを、たくさんのファン・応援団が激励します。
第1節1試合目の対戦相手は、2017年2部リーグ5位のDream Citrineです。
ブレイブべアリーズの先発マウンドに上がったのは藤嶋涼菜。キャッチャーはキャプテン馬場未波。また、セカンド・黒木美佳、ライト・山本悠未の2人のルーキーが先発出場しました。
1回表、藤嶋は1番バッターをピッチャーゴロに打ち取ると、2番バッターから三振を奪います。3番バッターには四球を与えるも、続く4番バッターも三振に。初回をきっちりと抑え、攻撃陣につなぎます。
1回裏、ブレイブべアリーズの攻撃。1番・中村白がセンター前ヒットでノーアウト1塁とすると、2番・ルーキーの黒木がキャッチャー前に転がす的確な送りバント。黒木自身もセーフになろうかという疾走を見せますが、ここは惜しくもアウトに。
1アウト2塁とし、3番・ルーキーの山本がピッチャーゴロに倒れる間に2塁ランナー・中村は3塁へ。4番・安井聖梨奈は四球を選び、2アウト1・3塁とします。
チャンスが広がったところで5番・江口裕里がセンター前ヒットを放ち、3塁ランナーの中村がホームに帰って1点!なおも2アウト1、2塁とチャンスが続く中、6番の馬場もレフト前ヒットを放ち、2塁ランナーの安井がホームインし、2点目!1塁ランナーの江口は3塁でタッチアウトとなりましたが、ブレイブべアリーズは幸先よく初回に2点を先取しました。
2回表、藤嶋はDream Citrine打線をファーストファールフライ、ショートゴロ、セカンドゴロの三者凡退に打ち取ります。
2回裏、ブレイブべアリーズの攻撃は新美天理から。新美は二遊間を抜けるヒットで出塁すると、続く松田愛実の三振の間に盗塁を決め、1アウト2塁。次の西岡彩乃は四球を選び、1アウト1、2塁とします。
そして1番に戻り中村の打席では、ワイルドピッチの隙に2塁ランナー・新美、1塁ランナー・西岡がすかさず進塁し、1アウト2、3塁と絶好のチャンス。しかし中村、続く黒木も2者連続で三振を奪われ、追加点には至りませんでした。
3回表、藤嶋はこの回の先頭バッターに2塁打を打たれますが、その後は三振、レフトフライ、三振とテンポ良く抑えます。
3回裏は、2アウトから江口がセーフティーバント、続く馬場がライト前に、それぞれ2打席連続ヒット!次の新美もレフトへ大きな当たりを放ちますが、惜しくも捕球され追加点ならず。
4回表の守備では、この回最初のバッターのショートライナーを松田が手堅くキャッチ、続くバッターが放ったセカンドライナーは黒木が素早く反応してナイスキャッチ。3人目はセンター前にフライを打ち上げますが、これも中村が猛ダッシュで前進し、すくい上げるようにキャッチ!守備陣の手堅い守りで三者凡退に抑えました。
4回裏、5回表とも両チーム無得点で迎えた5回裏。この回先頭バッターのルーキー・黒木がセンター前にポトリと落とし、公式戦初ヒット!次の山本の打席に相手の守備が乱れる間に黒木は2塁へ進み、さらに山本のファーストゴロで1アウト3塁とします。続く安井はピッチャーを強襲する打球を放つと、3塁ランナーの黒木がホームへスライディング!しかしここは惜しくもアウトとなり、追加点を上げることはできませんでした。
守っては先発・藤嶋が好投を続け、6回表も1つの三振を含む三者凡退に抑えます。藤嶋は6回までを7奪三振、被安打2、無失点の完璧なピッチングで終えました。
試合は6回裏まで0-2のまま進み、迎えた最終回の7回表。ブレイブべアリーズのマウンドに山田夏生が上がりました。
山田はこの回の先頭バッターから2者連続でレフト前ヒットを打たれ、ノーアウト1、2塁のピンチを迎えます。続くバッターはセカンドゴロに打ち取るも、なおも1アウト2、3塁と得点圏に2人のランナーを背負います。
しかし次のバッターをショートフライに切って取ると、続くバッターは1塁後方にファールフライを打ち上げます。これをセカンド・黒木が追いかけてナイスキャッチ!
初回の2点を守りきったブレイブべアリーズ。開幕戦を見事勝利で飾りました。
「初戦なので選手たちは緊張していました。やることをやれば勝ちにつながるのは分かっていたので、勝ってほっとしています。しかし走塁などで課題が見えた面もありました。藤嶋がしっかり投げ、馬場もヒットを打ち、さらに先発出場した2人のルーキーも役割を果たしました。ルーキー2人はこれからもレギュラーを目指して成長してほしいと思います」
「これまでの練習でも打撃のイメージは良かったので、開幕戦でヒットを出せてほっとしました。チームとしては、攻撃でも守備でも『攻める』ことを心掛けていたのですが、初回の2得点で波に乗ることができました。しかしその後追加点に至りませんでしたし、今日は良いことも課題もたくさんあったと思います。今シーズンは『全勝優勝』しか頭にありません。1試合1試合を確実に勝っていけるようにがんばります」
「今日は思った通りに投球をコントロールできました。プレッシャーのある中で勝っていかなければならないのですが、みんなで楽しんでプレーできたと思います。今、バッテリーで『自責点ゼロ』を目標にしています。明日からの試合も、守備からリズムを作り、しっかり抑えてバッターにつなげたいです」
「2打席目はチャンスで打てていなかったので、3打席目は振っていきました。チェンジアップで体勢を崩され当てるだけの形になってしまいましたが、うまく落ちてヒットになりました。高校生だった去年までと違い、今日は応援のすごさを感じましたが、緊張せずにプレーできました。これからもルーキーらしく、打撃も守備も積極的に取り組んでいきます」