2017/05/15(月)リーグ戦 第2節
豊田大会
デンソー | 1 |
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0 | 日本精工 |
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1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 | H | E | |
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デンソー | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | ||
日本精工 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
雨天のため順延された、第2節・1試合目が15日、愛知県・豊田市運動公園野球場で行われました。対戦相手は、昨年のリーグ戦を5位で終えた「デンソー ブライトペガサス」です。
1回表、ブレイブベアリーズの先発は、前日に引き続き藤嶋涼菜。疲れを感じさせない球威のある投球で1番、2番のバッターを抑え、3番バッターにはヒットを許すものの4番バッターをレフトフライに打ち取ります。
しかし2回表、この回の先頭バッターから2者連続ヒットを浴び、ノーアウト1、2塁に。次のバッターが送りバントで転がしたボールは1塁線ギリギリでフェアとなり、ノーアウト満塁のピンチを迎えます。
ここで遠藤麻美監督がタイムを取り、マウンドへ。守備陣も9人全員がマウンドに集まり、円陣を組んで気合いの声を上げました。スタンドの応援団からも「フレー!フレー!藤嶋!」と声援が続きます。
野手がそれぞれのポジションに戻り、バッターと対峙する藤嶋。2ボール1ストライクからの4球目、打ち返された球はサードゴロに。するとサード・瀧中美緒は冷静にホームへ送球しアウト、さらにキャッチャーの馬場未波キャプテンからファースト・安井聖梨奈へと送られ、流れるようなダブルプレー!
続くバッターを見事三振に切って取り、チームワークで大きなピンチを無失点で切り抜けました。
一方、ブレイブベアリーズの攻撃は1回、そして2回の2アウトまで5人連続で出塁ならず。2アウトランナーなしで迎えたバッターは、守備でチームのピンチをダブルプレーで救った瀧中です。すると瀧中は、サードを強襲するチーム初のヒットを放ちます。
2アウト1塁でバッターボックスに立ったのは、杉山まれい。杉山はライト方向へ鋭いライナー性の当たりを放ちますが、ファーストのファインプレーに阻まれてしまい、先取点を奪うことはできませんでした。
3回表、藤嶋はこの回2人目のバッターにツーベースヒットを喫しますが、後続のバッターを打ち取り、無得点に抑えます。
また4回にも1人のランナーを出し、盗塁で2アウト2塁とされますが、後続のバッターはサードゴロでこの回も無失点。藤嶋のボールのスピードは衰えず、ベンチから何度も「ナイスボール!」の声が上がりました。
しかし5回表。ヒットとバントで2アウト2塁とされると、続くバッターにタイムリーヒットを放たれ、1失点。なおも2アウト2塁とランナーを背負いますが、後続のバッターは空振り三振に仕留め、失点を1でしのぎました。
3回裏、ブレイブベアリーズの攻撃。この回2人目のバッター、穐山奈央は初球をセーフティーバントし、1塁へヘッドスライディングしますが、惜しくもアウト。出塁への執念を見せます。
また4回裏には、この回2人目にバッターボックスに立った村井彩乃も初球をセーフティーバント。前進したファーストが捕球し1塁へ送球しますが、村井の足のほうが早く内野安打!村井は続く松田愛実のサードゴロの間に進塁し、2アウト2塁とします。得点圏にランナーを進めますが、次に代打でバッターボックスに立った新美天理はファールフライに倒れ、得点には至りませんでした。
5回裏には2人目のバッター、杉山がセンター前へ抜けるかと思われた打球を放ちましたが、セカンドが飛び込んでキャッチし、アウト。惜しいシーンがありながらも、5回裏、6回裏も無得点に終わりました。
一方、先発・藤嶋は6回表、7回表と2回連続で相手チーム打線を三者凡退に抑えます。7回表、最後のバッターを見事三振に仕留め、ベンチから「ナイスピッチング!」の大合唱が。7回を1人で投げきった藤嶋のボールは、最終回までキレを失わず、失点は最小の1点に抑える好投を見せました。
7回裏、藤嶋の好投に応えたいブレイブベアリーズ打線。攻撃に入る前、ベンチ前に集まった選手たちを野木あや選手兼コーチが笑顔で盛り上げます。その後円陣を組んだ選手たちから「よっしゃー!行くぞー!」と大きな声が上がりました。
この回の攻撃は、村井から。村井はレフト方向へ鋭い打球を放ちますが、惜しくもショートライナーに倒れます。続いてのバッターは、松田。2ボール2ストライクからの5球目、松田のバットが快音を響かせると、左中間を抜けるツーベースヒットに!1アウト2塁と得点圏にランナーを置き、1打同点のチャンスを迎えます。
しかし続いてバッターボックスに入った代打・須貝素美はショートフライに。次のバッター、瀧中は2ボール1ストライクからカットしたボールが3塁側ファールゾーンに上がってしまいこれをショートがキャッチし、ゲームセット。
最後まで勝利を諦めずに善戦しましたが、あと一歩のところで得点ならず、勝利を飾ることはできませんでした。