2018/05/18(金)リーグ戦 第2節
滋賀県草津大会
日本精工 | 14 |
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3 | 花王コスメ小田原 |
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1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 | H | E | |
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日本精工 | 4 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 | 6 | 14 | ||
花王コスメ小田原 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 3 |
5月18日、滋賀県・草津市野村運動公園で第2節・1試合目が開催されました。第2節はブレイブベアリーズの地元・滋賀県を舞台に、3日間で4試合が行われる日程です。
開幕から2連勝、今日で3連勝としたいブレイブベアリーズ。選手たちを後押しするため、平日にも関わらず会場には応援団、大勢のファンが駆けつけ、声援を送りました。
この日の対戦相手は、2017年2部リーグ9位の花王コスメ小田原。この日の最高気温である28度に達した13時、プレイボールが告げられました。
1回表、ブレイブベアリーズの攻撃。1番・黒木美佳がピッチャーの足元を抜くセンター前ヒットを放つと、2番・中村白がショートに転がし出塁。3番・山本悠未は死球を受け、初回からノーアウト満塁の大チャンスを迎えます。
続く4番の安井聖梨奈が放った打球は、左中間方向へ大きな放物線を描きフェンスを越える、満塁ホームラン!頼もしい主砲の一発に、ベンチ・ファンとも大歓声に沸きます。
後続は続きませんでしたが、ブレイブベアリーズは4点を先取し、4−0で幸先よく初回の攻撃を終えました。
ブレイブベアリーズの先発ピッチャーは、藤嶋涼菜。1回裏、藤嶋はヒット、送りバント、四球などで1アウト満塁のピンチを迎えます。しかし後続のショートゴロを、松田愛実からキャッチャー・馬場未波へ、そしてファースト・安井へと送るダブルプレー!守備のバックアップで、満塁のピンチを無失点で切り抜けます。
2回表、3回表の攻撃は無得点に終わったブレイブベアリーズ。ピッチャー・藤嶋は好投を見せ、2回裏を三者凡退に抑えます。
しかし3回裏、藤嶋は四球、内野エラーなどで1アウト2、3塁のピンチを迎えます。続くバッタ−はピッチャーゴロに打ち取り2アウト2、3塁とするも、次のバッターに投じたボールが逸れる間に3塁ランナーを帰らせてしまい、1失点。このバッターは三振に切って取り、4−1で3回を終えました。
4回表、ブレイブベアリーズの攻撃。この回先頭バッターの江口裕里がセンター前ヒットを打ちます。次の新美天理、馬場の内野ゴロの間に江口は3塁へ進み、2アウト3塁に。
そして続く松田がライト前にタイムリーヒットを放ち、江口がホームイン!後続は内野ゴロに倒れましたが、この回ブレイブベアリーズは1点を追加し、5−1とします。
4回裏、藤嶋は四球で一人のランナーを出しましたが、他3人をショートゴロ、三振、ライトフライときっちり抑え、無失点。5−1で4回を終えました。
5回表、ブレイブベアリーズの攻撃は1番・黒木から。初回にセンター前ヒットを打った黒木ですが、この打席はライト前へ転がし、この日2本目のヒット。
ノーアウトで1塁にランナーを置いたところで、バッターは2番・中村。2ボールからの3球目をきれいに打ち返した中村の打球はライト方向へ勢いよく伸び、2ランホームラン!
3番・山本はショートゴロに倒れますが、次のバッターは初回に満塁ホームランを打った安井。初回は左中間方向でしたが、この打席ではレフト方向へ大きな打球を飛ばし、この日2本目のホームラン!
後続は得点には至りませんでしたが、この回ブレイブベアリーズは1ヒット・2ホームランで3点追加。8−1と点差を広げました。
5回裏、ブレイブベアリーズのバッテリーはピッチャー・白川果歩、キャッチャー・重石華子に交代しました。
観客から「白川!白川!」コールを受けてマウンドに上がった白川でしたが、2者連続で四球を与えてしまいます。そしてパスボール、レフトフライからのタッチアップ、ライト前ヒットなどで2失点。後続は抑えましたが、白川は2失点を喫し、スコアを8−3とされます。
6回表、この回の先頭バッター・重石がセンター前ヒットを放ちます。その後杉山のバントで送球が逸れる間に重石は3塁まで進みますが、後続が倒れ追加点ならず。
6回裏は、ピッチャー・白川が持ち直し、三者凡退に抑え無失点。8−3のまま最終回を迎えます。
7回表、ブレイブベアリーズの攻撃。2アウトを取られたものの、江口が内野安打で出塁。ここで代打・高岡佑衣がライト前ヒットを放ち、2アウト1、3塁。続く重石、さらに松田が連続でタイムリーヒット!続く杉山は死球を受け2アウト満塁とすると、この日2安打・黒木のセンター前ヒットで2点を追加!
その後中村が四球を選んで出塁し、再び2アウト満塁としたところでバッターはルーキー・山本。山本は公式戦初となるヒットをセンター前に運び、さらに2点追加!1塁ランナーの中村が3塁で惜しくもアウトとなりましたが、ブレイブベアリーズはこの回一挙6得点。14−3と突き放しました。
7回裏、ブレイブベアリーズのマウンドに上がったのは、ルーキーの山田蓮。観客は「レンレン!レンレン!」コールで山田のリーグ戦初登板を盛り立てます。
山田は一人目のバッターをショートフライに打ち取りますが、次のバッターに死球を与えてしまいます。しかし後続をセンターフライに打ち取ると、センター・中村がファースト・安井に好返球!飛び出したランナーをアウトに仕留め、ゲームセット!
14−3で勝利したブレイブベアリーズはこれで開幕から3連勝。この先も連勝を目指します。
「藤嶋も白川もあまり調子は良くありませんでしたが、初回の大きな先制点から流れを作ることができました。打線ではルーキーが活躍してくれましたし、山田蓮もデビューできました。しかし攻撃でも守備でも反省点が多々あり、それらは明日に活かしたいと思います。たくさんの方々が応援に来ていただいて、声援が力になっています。明日以降もいい試合をして、勝って締めたいと思います」
「初回は満塁だったので、なんとか1本ヒットを打ちたい、そのためにバットを振り切ろうと考えて打席に入りました。2本目は自分からチャンスを作れるように、まず塁に出ることを心がけた打席がホームランになりました。今日の試合はチーム本来の打線の姿を見せることができ、ビッグイニングにつながりました。明日以降も、今日のようにしっかりと打線がつながれば勝てると思います」
「これまで2試合悔しい思いをしていたので、今日のヒットはとても嬉しかったです。第1節の試合が終わってから、強い打球を打つことをイメージして練習を続けていたのですが、結果につながって良かったです。これからもたくさん打てるようにがんばります!」
「全日本総合選手権・県予選(6日)で投げたときは、足が震えるくらい緊張していたのですが、今日はいい緊張感で思いっきり投げることができました。『レンレン』コールに驚きましたが、『レンレン』は高校生のときにも呼ばれていた愛称でリラックスできました。これからも勝利に貢献できるよう頑張りますので、応援よろしくお願いします!」