2017/06/04(日)リーグ戦 第5節
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滝沢大会
トヨタ自動車 | 13 |
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0 | 日本精工 |
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1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 | H | E | |
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トヨタ自動車 | 3 | 2 | 1 | 0 | 2 | 1 | 4 | 13 | ||
日本精工 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
6月4日、前日に引き続き、岩手県の滝沢総合公園野球場で第5節・2試合目が行われました。対戦相手は、昨シーズン王者の「トヨタ自動車 レッドテリアーズ」です。
前日は肌寒く時折雨に見舞われましたが、この日はさらに気温が下がりました。そんな天候の中でも、スタンドにはファンが駆け付け雨具を身にまといながら声援を送ります。
4月22日に開幕した今シーズンのリーグ戦も、この日が前半戦の最終試合。選手たちは雨の中駆け付けたファンの応援に勝利で応えようと、節目の試合に臨みました。
1回表、ブレイブベアリーズのマウンドに上がったのは藤嶋涼菜。藤嶋は初回からレッドテリアーズ打線につかまり、2安打・3四死球で3失点を喫します。なおも1アウト2、3塁とピンチが続きますが、後続のバッター2人を連続三振に仕留め、3アウト!
しかし2回表はツーベースヒットを含む2安打・1四球で2失点、3回表は2安打で1失点。藤嶋は3回を投げ、6点を与える結果となりました。
一方、1回裏ブレイブベアリーズは、日本代表経験を持つ相手先発ピッチャー、平原かすみを攻めあぐみ、松田愛実が四球で出塁するも無得点に終わります。
2回裏は、この回2人目のバッター、高岡佑衣が四球を選んで出塁すると、代走に江口裕里が入ります。続く中村白は1ボール1ストライクからの2球目をセンター前に運び、この試合チーム初ヒット!後続の馬場未波のピッチャーゴロの間にランナーがそれぞれ進塁し、2アウト2、3塁とチャンスを迎えます。
そして次のバッター、穐山奈央が放った打球はピッチャー方向への痛烈なライナー。惜しくも相手ピッチャーに捕球されアウトに。得点には至りませんでした。
4回表、ブレイブベアリーズのバッテリーは、ピッチャーが白川果歩へ、キャッチャーは重石華子へと交代しました。白川は最初のバッターに初球からセーフティーバントを仕掛けられますが、ファースト・安井聖梨奈が猛ダッシュで前進して捕球、好フィールディングでアウトに仕留めます。そして後続のバッターは2人ともセカンドゴロに打ち取り、三者凡退と上々の滑り出しを見せました。
しかし5回表は、この回先頭バッターの日本代表・渥美万奈選手にセンター前にヒットを打たれると、その後ヒットなどで2失点を喫します。
6回表は最初のバッターを三振に仕留めるも、その後四球、ヒット、犠牲フライなどで1失点。なおも2アウト1、3塁のピンチが続きますが、次のバッターが放ったレフトへと抜けるかと思われたライナーを、ショート・松田がジャンプしてナイスキャッチ!ファインプレーでこの回を1失点に抑えました。
3回裏まで無得点が続いたブレイブベアリーズ。4回裏は、この回2人目のバッター尾西未紗がライト前ヒットを放ち、代走に原野友希が入ります。1アウト1塁で打席に入った高岡は、レフト線への大きなファールフライに倒れます。しかし1塁ランナーの原野が俊足を活かし、タッチアップで2塁へ!2アウトながら得点圏にランナーを進めます。しかし、続く中村は惜しくも3塁線ファールフライに終わりました。
5回裏は、この回2人目のバッター穐山が四球で出塁し、盗塁成功!1アウト2塁とします。続く村井彩乃はセーフティーバントで3塁線へ上手く転がし、ヘッドスライディングで1塁に滑り込むも、ギリギリ間に合わず惜しくもアウト。この間に2塁ランナーの穐山は3塁に進み、バッターは代打・杉山まれい。杉山はファールで粘るもサードゴロに倒れ、3アウトとなりました。
6回裏には安井聖梨奈が左中間へヒットを放ち、2塁へ出塁。代走に瀧中美緒が入りますが、後続が繋ぐことができず3アウト。度々チャンスを作り出しますがあと一本が出ず、6回裏まで無得点が続きました。
7回表、白川は先頭バッターをセカンドゴロに打ち取るものの、その後ツーベースヒットなどで4点を失います。そして1アウト1塁とされたところで、迎えるバッターは5回表にヒットを打たれた渥美選手。渥美選手のライナーをサード・新美天理が捕球し、すぐに1塁へ送球。飛び出した1塁ランナーが戻るも間に合わず、ダブルプレーに!ファインプレーでベンチを盛り上げ、最終回の攻撃に入りました。
7回裏、レッドテリアーズのマウンドには、女子大学日本代表選手として活躍した、ルーキーの江渡祐希投手が上がります。
1点を取りたいブレイブベアリーズですが、2人のバッターがアウトとなり、打席に入ったのは穐山。穐山は三遊間に打球を転がすと、ショートが追いついて1塁へ送球しますが、穐山のヘッドスライディングがやや早く、内野安打!この試合チーム4本目のヒットで、1点への執念を見せます。
続く村井はライト方向へ大きな打球を放ちますが、惜しくもキャッチされゲームセット。13-0で敗れる結果となりました。
次の試合は、後半戦がスタートする9月2日の第6節・1試合目。ブレイブベアリーズの今シーズン2勝目は後半戦へと持ち越されました。
「前半戦は1勝しかできませんでしたが、たくさんの応援をいただき、ありがとうございます。後半戦に向けて、一人ひとり足りないところを補い、良いところを伸ばせるように、チーム、個人ともに目標設定をして臨みます。これからの3ケ月をしっかり過ごし、また違った力を見せられるように頑張ります」
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