MATCH

試合日程・結果

2017/09/02(土)リーグ戦 第6節

日立 vs 日本精工

茅ヶ崎大会

2017/09/02(土) 13:00開始 茅ヶ崎公園野球場
日立 4
2 日本精工
1234567HE
日立10000034
日本精工00000022
  • 投手
    藤嶋→山田
  • 捕手
    馬場

 9月2日、神奈川県の茅ヶ崎公園野球場で第6節・1試合目が行われました。6月4日にリーグ戦の前半戦を終え、練習や対外試合で準備を重ねてきた選手たち。この日からいよいよ後半戦が始まります。
 後半戦初日の勝利を後押ししようと、応援団をはじめ、近隣の藤沢工場などから多くの観客が来場。ブレイブベアリーズ側スタンドはチームカラーの紺と赤で埋め尽くされました。
 この試合の対戦相手は前半戦で劇的な勝利をおさめた相手の、「日立サンディーバ」です。前夜から朝にかけての雨の影響で、予定より1時間遅れの14時にプレイボールが告げられました。

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先発ピッチャーは藤嶋涼菜。
ピンチを迎えるも、最小失点で切り抜ける。

 1回表、ブレイブベアリーズのマウンドに上がったのは、藤嶋涼菜。先頭バッターにショートのエラーで出塁を許すと、その後は送りバント、四球、死球で1アウト満塁のピンチを迎えます。続くバッターにはライトへの犠牲フライを打たれ、1失点。さらに四球で2アウト満塁とされます。
 しかし、次のバッターが放ったショート後方へのフライを、ショート・松田愛実がレフト・高岡佑衣と交錯しながらもナイスキャッチ!先頭バッターの打球処理でエラーをしてしまった松田ですが、ファインプレーで挽回します。
 初回から2度の満塁のピンチを迎えた藤嶋ですが、最小失点に抑え、1-0で1回表を終えました。

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2回、3回と好投の藤嶋。
高岡、村井がヒットでチャンスを作る。

 1回裏、2回裏と快音が聞かれなかったブレイブベアリーズ打線。しかし、守りでは2回表を三者凡退に抑えると、3回表は2アウト1、2塁とされながらも無失点に抑えます。
 1-0のまま迎えた3回裏、ブレイブベアリーズの攻撃。この回2人目のバッター、高岡がライト前にチーム初となるヒットを放ちます。
 その後、2アウト1塁の場面でバッターボックスに入った村井彩乃はレフト線へのヒットで出塁し、2アウト1、2塁の一打同点のチャンス。しかし続く中村白はセンターフライに終わり、残念ながら無得点。1-0で3回を終えました。

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松田がファインプレーで藤嶋を後押し。
5回途中で山田夏生がリリーフ登板。

 4回表、藤嶋は最初のバッターを三振に抑えます。続くバッターが打ったゴロは二遊間を抜けると思われましたが、ショート・松田が飛び込んでナイスキャッチ!1塁へ送球するも間に合わず内野安打とされますが、長打は許さず、またも松田がファインプレーで藤嶋を助けます。後続のバッターはピッチャーゴロ、ファーストゴロに打ち取り、この回も得点を許しません。
 しかし、5回表には2つのヒットを与え、1アウト2、3塁のピンチを迎えます。ここでブレイブベアリーズベンチが動き、ピッチャー交代。藤嶋に代わって山田夏生がマウンドに上がりました。
 山田は交代後最初のバッターをピッチャーゴロに打ち取ると、落ち着いてホームに送球しアウト!続くバッターはサードゴロに抑え、ピンチを無失点で切り抜けました。

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新美のヒットで、代打に野木選手兼コーチが。
尾西・瀧中の連係プレーで追加点を許さず。

 4回裏も無得点に終わったブレイブベアリーズ打線。しかし5回裏、この回2人目のバッター、新美天理がセンター前にヒットを放ち、代走に瀧中美緒が入ります。
 その後2アウト1塁の場面で告げられた代打は、選手兼コーチの野木あや。これまでの試合ではコーチに専念しチームを支えてきた野木の、プレイヤーとして初の登場にスタンドから大きな歓声が上がります。野木は2ボール2ストライクからの5球目をライトへ鋭く打ち返します。しかし惜しくもライトフライとなり、無得点に終わりました。
 6回表、新美に代わり代走の瀧中がそのままサードに入りました。死球などで1アウト2塁とされ、続くバッターはライトへの犠牲フライを放ちます。2塁ランナーがタッチアップで3塁へ向かいますが、ライト・尾西未紗がすばやくサードへ送球し、サード・瀧中が見事にタッチアウト!
 無得点に抑え、1-0で6回裏を迎えます。

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満塁のチャンスも、得点ならず。
ホームランを打たれ、4点差に。

 6回裏、打順は1番バッターの村井から。村井は四球を選び出塁すると、2番・中村がライト前にヒットを放ちます。ここで1塁ランナーの村井は快足を飛ばし、3塁へ。ボールが3塁に送られるも間一髪セーフ!この間に打ったランナーの中村も2塁へ進塁。さらに3番・杉山まれいも四球で出塁し、ノーアウト満塁のチャンスを迎えます。
 しかし後続は三振、そしてセカンドゴロのダブルプレーに倒れ、絶好のチャンスを得点につなげることができませんでした。
 1-0のまま迎えた7回表には、ランナー2人を置いた場面で3ランホームランを打たれ、追加点を許してしまいます。

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瀧中のツーベース、さらに高岡、村井のヒット。
最終回の猛攻で2点差まで追い上げる。

 4-0で迎えた最終回、7回裏。この回2人目のバッター瀧中はセンターのフェンスを直撃するツーベースヒット!次のバッター、高岡はセンター前へのこの日2本目となるヒットで出塁し、1アウト1、3塁とチャンスを迎えます。続く代打・山岡未歩はピッチャーゴロに倒れ、2アウト1、3塁。
 ここでバッターボックスに入ったのは、3回にレフト線へのヒットを放った村井です。村井は2ボール1ストライクからの4球目をレフト前に運ぶタイムリーヒット!1点を返します。2アウト1、2塁で続く中村は3ボール1ストライクからの5球目をセンター前へ!センターの捕球がもたつく間に、さらに1点を追加します。
 なおも2アウト1、2塁とし、バッターは杉山。しかし杉山はファーストゴロに打ち取られ、ゲームセット。
 4-2で敗れる結果になりましたが、2点差まで詰め寄った最終回の追い上げに、埋め尽くされた三塁側スタンドから大きな拍手が送られました。

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<試合後インタビュー>

遠藤麻美監督

「初回の守りに乱れがありました。リズムをこちらに持って来られるよう、取れるアウトをしっかり取らなければなりません。攻撃面でも『もう一歩』という場面がありました。しかしみんな前半戦よりも攻めの姿勢で、しっかりバットを振れていたので、7安打という結果に繋がったと思います。また野木選手兼コーチは前半戦終了後からの3カ月でしっかり準備をし、今日の打席ではいい打球を飛ばしました。チャンスに強い選手なので、次に繋がると思います」

野木あや選手兼コーチ

「前半戦終了後から、チーム全体で課題の打撃に取り組みました。それが自信となり、7安打を残せたと思います。また今日は今シーズン初めて選手として出場しましたが、バッターボックスに立つと鳥肌が立ちました。スタンドからの声援も聞こえていたので1本打ちたかったのですが......次こそは、という思いです」

2安打・高岡佑衣選手

「ランナーが居るほうが楽しめるので、9回の打席では『絶対打つぞ!』という気持ちでバッターボックスに入りました。調子も上がってきているので、今後もこの調子で自分のスイングをしていきたいです」