2019/09/08(日)リーグ戦 第3節
滋賀県草津市大会
ペヤング | 2 |
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6 | 日本精工 |
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1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 | H | E | |
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ペヤング | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 | ||
日本精工 | 4 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | x | 6 |
9月8日(日)、第3節の最終日を迎えました。この日は会場を草津グリーンスタジアムに移し、午前・午後に1試合ずつ、計2試合が予定されています。
会場にはファン・応援団が続々と詰め掛け、試合開始30分前にはブレイブべアリーズ側スタンドが満席に。地元ソフトボールチームや、選手の母校のソフトボール部も応援に駆けつけました。
前日よりさらに気温・湿度が上がる中、試合は予定通り10時30分にプレイボール。対戦相手はここまで2勝6敗のペヤングです。
【スターティングメンバー】
1.(二)黒木美佳
2.(三)沢柚妃
3.(一)重石華子
4.(中)山本悠未
5.(遊)松田愛実
6.(DP)馬場未波
7.(右)西岡彩乃
8.(捕)鬼澤麻純
9.(左)穐山奈央
FP.(投)山田蓮
1回表、ブレイブベアリーズのマウンドには山田蓮が上がりました。キャッチャーは鬼澤が入ります。2アウトから1人のランナーをエラーで出塁させてしまいますが、後続は山田蓮がしっかり三振に仕留め、無失点に抑えます。
1回裏、ブレイブベアリーズの攻撃。1アウトから沢がライト前ヒットで出塁します。重石は死球、山本は三振となり、2アウト1、2塁。ここで松田がセンター前にタイムリーヒットを放ち、沢がホームイン!1点を先制します。なおも2アウト1、2塁が続く中、次の馬場は、打った瞬間に歓声が上がる特大スリーランホームラン!馬場の第3節2本目のホームランで3点を追加し、0−4で初回の攻撃を終えました。
ピッチャー・山田蓮は2回表を三者凡退に抑え、4点のリードを守ります。
2回裏の攻撃では、先頭バッター・鬼澤がレフト前ヒットを打ち、ノーアウト1塁とします。次の穐山はショートフライに倒れ、さらに飛び出した1塁ランナーの鬼澤が戻れずアウト。追加点は挙げられません。
3回表、ピッチャー・山田蓮はこの回の先頭バッターをキャッチャーファールフライに打ち取りますが、次のバッターにレフト前へ運ばれ1アウト1塁とされます。ですが後続のショートゴロを、ショート・松田がさばきセカンド・黒木に送球、さらにファースト・重石に送られダブルプレー!スタンドを大きく沸かせます。
3回裏の攻撃では、山本が四球で出塁するも無得点。
4回表の守りではセンター前ヒットを打たれランナー1人を出すも、無失点に抑え0−4のまま回を重ねます。
そして4回裏、ブレイブベアリーズの攻撃。この回の先頭バッター・馬場が三遊間を抜くヒットを打ち、代走に後藤さつきが入ります。続く西岡がバントを決め、1アウト2塁。次の鬼澤はいい当たりを見せますが、惜しくもサード正面へのライナーでアウト。飛び出していた2塁ランナーの後藤が2塁へ駆け戻ると、送球が逸れてセーフに。2アウト2塁とします。そして穐山がレフトへタイムリーツーベースヒットを放ち、後藤がホームイン!1点を追加します。さらには黒木も続き、完璧にとらえた打球は右中間を抜け、タイムリーツーベースヒット!ブレイブベアリーズはこの回2点を追加し、0−6とリードを広げました。
5回表、ブレイブベアリーズはピッチャーを交代。山田蓮に代わり、藤嶋涼菜がマウンドに上がります。藤嶋は快調な滑り出しで、ファーストゴロ、三振、セカンドゴロと三者凡退の無失点に抑えます。
5回裏の攻撃では、山本がレフトオーバーのエンタイトルツーベースを放ちます。2アウト2塁となり、後藤に代わって再出場した馬場が打席に入りますが、馬場の打球は惜しくもピッチャー正面。ピッチャーゴロに終わり、追加点には至りません。
6回表、ブレイブベアリーズのファーストには、重石に代わって松尾ほの華が入りました。今節これまで相手打線を無失点に抑えてきたピッチャー陣ですが、この回は先頭バッターにライト前へ運ばれます。次のバッターにはスリーベースヒットを浴び、1失点。ノーアウト3塁のピンチが続く中、バッターの空振りで3塁ランナーが飛び出します。キャッチャー・鬼澤とサード・沢がランナーを挟みますが、鬼澤のタッチを交わしてランナーがホームイン。ノーアウトのまま2点目を失います。
2−6と4点差にされたブレイブベアリーズですが、ピッチャー・藤嶋は後続バッター二人をいずれもサードゴロに打ち取り、ツーアウト。スタンドから大きなフジシマコールが湧き上がると、藤嶋は続くバッターを三振に!相手チームに傾きかけた流れを取り戻します。
6回裏、ブレイブベアリーズの攻撃。この回先頭バッターの西岡がセンター前ヒットを打ち、鬼澤のバントで1アウト2塁とします。ですが続く穐山の打球はショートライナーとなり、飛び出した2塁ランナーの西岡が戻れずアウト。追加点には至りません。
7回表、最終回のマウンドに上がった藤嶋に、スタンドから一際大きなフジシマコールが送られました。藤嶋はキレのある球で1人目を三球三振に仕留めると、そのままのリズムで2人目も三球三振!最後のバッターには、2ストライクから4つのファールで粘られるも、最後はサードゴロに打ち取りゲームセット!追い上げを許さず、2−6で勝利しました。
これでブレイブベアリーズは無傷の9連勝。この勢いのまま、午後からの試合に臨みます。
「2アウト1、2塁の場面でしたが、思い切っていこうと打席に入りました。バッティングの調子が良いというわけではなかったので、逆に開き直って打てたヒットだと思います。守備では、以前はあった固さやプレッシャーが今はなくなりました。自信が付いてきて、『どんどん打たせて来い!』という気持ちで守っています。チームも自分たちのスタイルが作れるようになっていて、このまま自分たちのソフトボールができれば結果は付いて来ると思います。これから、より精度を高めて10月の順位決定節に向かいます」
「一昨日の1本目より感触が良く、打った瞬間『行ったな』と分かるホームランでした。初回で打つことができ、試合の流れをチームに持ってこれたと思います。一振りで決めることができて良かったです。前半戦、第3節とチームは一戦一戦色々なことを経験しています。今後は、その積み重ねをどれだけ発揮できるかだと思います。順位決定節は厳しい戦いになりますが、またホームランが打てるように頑張ります」