2018/09/24(月)リーグ戦 第4節
山形県庄内大会
日本精工 | 11 |
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3 | 平林金属 |
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1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 | H | E | |
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日本精工 | 1 | 3 | 3 | 2 | 2 | 0 | 0 | 11 | ||
平林金属 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 3 |
9月24日、三連休最終日。ブレイブべアリーズはリーグ戦の最終試合に臨みました。この試合は本来、三連休初日の22日に予定されていましたが、雨天順延のためこの日に振り替え。急な日程変更にも関わらず、会場の山形県・庄内町八幡スポーツ公園には熱心な応援団・ファンが駆け付け、熱い声援を送りました。
この日の対戦相手は、今シーズンここまで4勝7敗の平林金属。ブレイブべアリーズは、春から目標に掲げていた「全勝」をかけ、最終戦に挑みます。
1回表、ブレイブべアリーズの攻撃。1番・江口裕里はレフトフライに倒れますが、2番・黒木美佳がレフト前ヒットで1アウト1塁とします。3番・中村白はショートゴロで2塁フォースアウト。2アウト1塁となったところで4番・安井聖梨奈がショート強襲のヒットを放ち、2アウト1、3塁とします。
このチャンスで5番・新美天理がセンター前にタイムリーヒットを放ち、3塁ランナーの中村が帰って1点!ブレイブべアリーズは先取点を上げ、1-0で初回の攻撃を終えました。
1回裏、ブレイブべアリーズの先発バッテリーは前日に続き、ピッチャー・藤嶋涼菜、キャッチャー・重石華子。藤嶋は守備エラー、四球などで2アウト1、2塁としてしまいますが、後続のバッターをセカンドゴロに打ち取り、無失点に抑えます。
2回表の攻撃では、この回先頭バッターの山本悠未がセンター前ヒットで出塁。1アウト後の西岡彩乃の打席で、西岡はレフト前にヒットを放ち、1アウト1、2塁とします。その後1つのアウトと四球で2アウト満塁とし、打席に入ったのは好調の中村。中村は走者一掃のタイムリーツーベースヒットを放ち、3点追加!スコアを4-0としました。
2回裏、藤嶋は1アウトから1本のヒットを許しますが、後続は三振、セカンドゴロで得点を許しません。
3回表は、この回先頭バッターの新美がセンター前ヒットで出塁します。続く重石もセンター前ヒットで、1塁ランナーの新美は果敢に3塁を狙いますが惜しくもアウト。センターから3塁への送球の間に、打った重石は2塁へ進み、1アウト2塁とします。
そして次の山本がレフト前へタイムリーヒットを放ち、2塁ランナーの重石がホームイン!1点を追加します。ランナー・山本を2塁に置き、打席に入った松田の打球は、センターの頭を超えツーランホームラン!
この回、3点を追加し、7-0としました。
3回裏も藤嶋は好投を続け、3者凡退。初回からの3回を被安打1、無失点に抑えました。
4回表、1アウトでバッターボックスに入ったのは中村。前日の試合では第4打席、第5打席、そしてこの日も第1打席と、日をまたいだ3打席連続でツーベースヒットを打っている中村。この打席でも中村は期待通りのバッティングを見せ、またもツーベースヒット!さらに3塁への盗塁を決め、キャッチャーからサードへの送球がそれた間に一気にホームイン!1点を追加します。
そして続く主砲・安井の打球はセンターを遥かに超え、防球ネットの最上部を直撃する大ホームラン!この回の追加点は計2点、9-0と更に点差を広げました。
4回裏、ブレイブべアリーズのマウンドには山田夏生が上がり、キャプテンの馬場未波がマスクを被りました。山田夏生はこの回を、ショートゴロ、三振、レフトフライの3者凡退に抑えます。
5回表の攻撃では、1アウトから松田がピッチャー強襲のヒットで出塁します。ここでバッターボックスに入ったのは、西岡の代打・谷口みなみ。谷口は1ボールからの2球目を完ぺきに捉え、レフト頭上を越えるツーランホームラン!
ブレイブべアリーズは5回まで毎回得点を上げ、スコアを11-0としました。
5回裏、1人目のバッターをサードゴロに打ち取った山田夏生ですが、2人目にソロホームランを許します。しかし後続はショートフライ、センターフライで3アウト。11-1となりました。
6回表の攻撃は無得点に終わったブレイブべアリーズ。6回裏の守備では、四球とヒットで1アウト1、2塁とされますが、続くバッターが打ったショートゴロをショート・松田が捕球しセカンド・黒木へ送球、そしてファースト・安井へ送りダブルプレー!堅い守りで追加点を許さず、11-1のまま最終回に入りました。
7回表の攻撃も無得点となり、迎えた7回裏。最終回のマウンドに柴﨑さくらが上がりました。柴﨑は3本のヒットで1点を失い、その後四球で2アウト満塁とされます。次のバッターには死球を与え、さらに1失点で2アウト満塁。苦しい場面が続きましたが、後続はライトフライに打ち取り、ゲームセット!
ブレイブべアリーズはシーズン開始時の宣言通り、「全勝で1位通過」を成し遂げました。次はいよいよ1部リーグ昇格をかけ、順位決定戦に臨みます。
「みんなよく打ちました。強い打球が出せるよう、コーチが技術面の指導を行ってきましたが、その成果がこの打線に現れました。全勝という目標を達成しましたが、1点差でかろうじて勝ったゲームや、3点差を追いかけたゲームなど、危ない場面もありました。しかしそんな試合も勝ち切ることができ、特に精神面で強くなったと思います。春から今日まで、遠方の会場にもたくさんの方が足を運んでくれました。順位決定戦では応援してくださる皆さんに、感動を与えられるプレー・姿をお見せしたい、そして勝って1部リーグへの昇格をお見せしたいです。絶対に勝って、絶対に1部に昇格します!」
「打席に入るときからホームランしか狙っていませんでした。打った瞬間に手応えがありましたが、ファールになりそうだったので、『切れるなよ......』と思いながら打球を見送りました。ホームランを打ったのは大学生の時以来で、ブレイブべアリーズでは初めてです。しかし、いつもベンチでは大きな当たりを狙って準備しています。順位決定戦でも、勝ちに繋がる一打をしっかりと出せるよう、頑張ります」
「練習からしっかりとバットを振れていたので、迷わずに振り切って行こうと思いながら打席に入りました。全勝という目標を達成しましたが、今は『ここからだな』という心境です。この結果をいいはずみにして、順位決定戦もしっかり勝ち切りたいと思います」