2018/11/08(木)
入替戦【一回戦】
日本精工 | 2 |
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3 | 伊予銀行 |
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1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 計 | H | E | |
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日本精工 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | ||
伊予銀行 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1 | 3 |
11月8日、静岡県の天城ふるさと広場野球場で1部・2部リーグ入替戦の初戦が行われました。対戦相手は、今シーズン1部リーグ11位の伊予銀行VERTZ。8日、9日の2日間で伊予銀行VERTZを相手に先に2勝すれば、念願の1部リーグ昇格が決まります。
平日の開催にも関わらず、スタンドには多くのファン、応援団が駆けつけ、選手たちに声援を送りました。
1回表、ブレイブベアリーズの攻撃。2アウトから新美天理がショートへの内野安打で出塁しますが、得点には繋がりません。
1回裏、ブレイブベアリーズの先発ピッチャーは山田夏生。キャプテンの馬場未波がマスクを被ります。山田夏生は最初のバッターから三振を奪いますが、後続をセンター前ヒット、四球で1アウト1、2塁としてしまいます。次のバッターはサードゴロで2塁フォースアウト。2アウト1、3塁と3塁にランナーを進められますが、後続が打った3塁線のファールライナーをサード・新美が素早く反応してナイスキャッチ!無失点に抑えました。
2回表、この回の先頭バッター・中村白がレフト前ヒットを放ちますが、後続が倒れ得点には至りません。
2回裏、山田夏生は2アウトからレフト前ヒットを許しますが、次のバッターをライトフライに打ち取り、得点を与えません。
3回表は2アウトから黒木美佳がライト前ヒットを打ちますが、得点ならず。
3回裏には2アウトを奪った後に内野安打で出塁されますが、後続をセンターフライに打ち取り無失点。0−0のまま3回を終えました。
4回表、この回最初のバッター安井聖梨奈がレフト前ヒットで出塁しますが、後が続かず無得点。
そして4回裏、ここまで無失点に抑えていた山田夏生でしたが、最初のバッターにホームランを打たれ、1点を失います。しかし後続は落ち着いて三振、ライトフライ、ショートフライに仕留め、追加点は許さず。0−1で4回を終えました。
5回表、5回裏とも両チーム無得点で迎えた6回表。1アウトから新美がサードへの内野安打で出塁すると、次の安井がレフトへ大きな打球を放ち、ツーランホームラン!ベンチ、スタンドが大きく湧き、その後も山本悠未がレフト前ヒット、江口裕里がセンター前ヒットとチームが勢いづきます。追加点には至りませんでしたが、ブレイブベアリーズはこの回2点を返し、2−1と逆転に成功しました。
6回裏、7回表は両チーム無得点となり、2−1で迎えた7回裏。最初のバッターをエラーで出塁させてしまい、その後送りバントで1アウト2塁とされます。そして次のバッターにセンター前ヒットを打たれ、1点を奪われ同点に。その後もヒットと故意四球で、2アウト満塁と1打サヨナラのピンチを迎えますが、後続はレフトフライに打ち取り3アウト。土壇場で同点に追いつかれ、試合は延長戦に突入しました。
タイブレーカー制度で行われる延長戦。前の回の最後のバッターを2塁ランナーとし、ノーアウト2塁からスタートします。
8回表、2塁ランナーに黒木が入り、攻撃開始。1人目のバッター・新美は送りバントを試みるがフライでアウト、次の安井は故意四球で1アウト1、2塁とします。続く中村は三振で2アウト1、2塁。そして次の山本がレフト前ヒット!2塁ランナーの黒木がホームに滑り込みますが、惜しくもタッチアウト。得点を上げられません。
8回裏、なんとか守り切りたいブレイブベアリーズですが、最初のバッターが送りバント成功、次のバッターは死球で1アウト1、3塁とされます。そして続くバッターのファーストゴロの間に、3塁ランナーはホームへ。ファースト・安井がキャッチャー・馬場へ懸命にバックホームしますが、判定はセーフ。無念のサヨナラ負けとなりました。
次の試合は、翌9日の午前。この試合に勝てば午後にもう1試合が行われ、2連勝で1部リーグに昇格できます。その願いを叶えるべく、選手たちは気持ちを切りかえ最後の戦いに挑みます。
「負けてしまいましたが、力の差は感じませんでした。場面ごとの1球の差がこの結果に現れたと思います。先月の順位決定戦が終わってから今日まで、『純粋にあと3週間ソフトボールを楽しもう』と練習に取り組み、選手たちもよく頑張り、3週間で成長を感じました。明日勝つために必要なのは1球にかける思いです。明日こそは勝利を掴みにいきます」